寝不足アブシンベルと陽気なフルーカ(2010.09.22-24 アスワン)

私と彼とタキさんと3人で
ルクソールから電車でアスワンに移動。

この電車は二等を買ったけど
エアコンつきで座席も広くて、なかなか快適だった。
バスは狭いしエアコン効きすぎて寒いし。

エジプトは今のところ、バスより電車の勝ち。

が、電車は1時間くらい遅れてきた。
怒ったり、文句を言ったりする人は誰もいない。

みんなしれっと待っているので、まあ通常よくあることなんでしょう。
1時間くらいの遅れならかわいいもんです。

ということでアスワンに無事着いて
さっそくアブシンベルへのツアーを申し込む。

このツアー、なんと集合が午前3時。

アブシンベルはエジプトの南にあり、スーダンとの国境も近い。
よって暑い。相当に暑い。40℃はあるらしい。

暑すぎて日中に観光するのが辛いからなのか
とにかく午前3時に出発して
7時くらいに到着、1時間半観光して9時には帰路につくという
無茶苦茶なツアーです。

アスワンからアブシンベル神殿に行くには
このツアーに参加するしかないので
誰もが寝不足、寝起きで観光するしかない。
(アブシンベルに泊まるという以外は)

しかもかなりの観光名所のため
早朝7時にも関わらず、何百人という寝不足で寝起きの人が
一同に介しているのは圧巻。

神殿の中はこれまた早朝にも関わらず、相当に暑い。

座ってうつろな目をしている人が絶えない。
ここをサウナだと思って休憩しているふしすらある。

壁画はすばらしいが
正直に言って神殿どころじゃないっす。

アブシンベル神殿はラメセス2世が造ったもので
これでもかこれでもかと自分の像を飾っている。

これだけ早起きして眠くて暑くて大変な思いをして
これだけの自己顕示欲をわざわざ見に行くというのは
もうなんなんでしょうか。

でも見る価値はある。というかこの状態を体験する価値はある。

あんまりできないですから。

そんなこんなでアブシンベル寝不足ツアーが無事終了。

次の目的地、ダハブに行くにはどちらにしても
ルクソールまで戻らなければいけない。

で、来たときと同じように電車で戻るという手もあるが
なんでか知らないが、外国人にはチケットを売ってくれない。
ルクソールでは買えたじゃん!

で、そんならヨットがあるよという話を聞いた。
一泊二日でルクソールに戻りながら
ごはんを食べ、歌を歌い、楽しくヨットの上で過ごすという
なんとも魅力的な匂いがぷんぷんしたわけなんです。

これはフルーカというヨットで、ヌビア人が船長。

なんでもヌビア人はこの辺に昔から住んでいた人たちで
彼らはエジプト人ともアフリカ人とも違う
独特の文化を持っているらしい。

で、匂いにつられて乗ったはいいが、船めっちゃ暑い。
しかも眠い。

お昼を食べてうとうとしていると
何やらたいこを叩き始め、歌い始める。

「起きろ」と言っている。
今やらなくてもいいじゃん。

私の眠そうな顔にスペイン人は大うけしている。
ツボがわからなさすぎる。

全然昼寝もできないまま、どっかの村に到着した。

村のおっちゃんが案内してくれるという。
なぜか、クロコダイルと亀を飼っているおっちゃん。

自分が暮らしている家を見せてくれる。

村の子どもたちと写真を撮ったり
サッカーをしたりして遊んだ。

大人もみんな笑顔で挨拶してくれた。

とてもいい時間だった。

そんなこんなで日が暮れる。

ふんころがしも転がす。

夜はこんなヨットの上で10人雑魚寝。
狭い。

私たち日本人と、女の子を口説くことに余念がないアルゼンチン人、

ひたすら陽気なスペイン人、
そしてそれに負けないくらい陽気なヌビア人
との不思議な船の旅。
濃すぎ。

アルゼンチン人は
「日本人の女の子は外国人が好きか」
「どうしたらもてるか」
「何回目のデートでどこまでいくべきか」
とかなんとか必死で質問してくるのがおかしい。

しかし、この船の旅はそうカンタンに終わらなかった。
一泊二日でルクソールまで船で到着すると思っていたら全然違っていて
次の日の朝着いたのは、ルクソールでもなんでもなかった。
アスワンから2kmくらいしか移動してないんじゃないか。

そこからエアコンのない超暑いバンにぎゅうぎゅうに詰め込まれて
途中二つも遺跡に寄ってくれるというありがた迷惑で、ルクソールまで6時間かかったのだった。

まあこれもいい思い出。
その日のルクソールの宿は天国みたいに思えた。

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