オールナイトはやめてくれ(2011.3.3-12 サンパウロ)

私は何よりも人混みが嫌いです。

渋谷も新宿も嫌い。
ディズニーランドもあんなに人が多くなかったら楽しいのに。
夏の花火大会好きだけど
あの人混みにうんざりで、しばらく行ってない。

だから正直、カーニバルなんてどうでもよかった。

それがなんだか

「カーニバルに行かないとは何事だ!」
「世界一のカーニバルだぞ!」
「非国民め!」

みたいなですね。

圧力がかかりましたんですね。
ハイ。

ということで、しぶしぶやってきたサンパウロでしたが
知った顔も多くて一安心。

居酒屋に繰り出したりと、ちゃっかり楽しんではいた。

そんな中、同じ匂いのする人発見!!

それは、チリ、アルゼンチンで共に飲んだくれた
ヒゲメガネバイクこと、ひろお氏。

彼は一見、ホームレスの方?と見まごう容姿ですが
一人で南北アメリカ大陸を
バイクで縦断した何気にすごい旅人なのです。

そんなすごい彼が
カーニバルごときをめんどくさがったりするだろうか。

「カーニバル見たいけど、行くまでがめんどいよね」

「ほんとに!行けば楽しいんだけどね」

「そうそう、行っちゃえばいいんだけどさ、行くまでがね~」

「もうほとんど義務感っていうかさ」

「ほんとほんと。もう早く終わってくれって」

「どっちかって言うと、打ち上げがメイン(笑)」

「そう、やりきった後の一杯ね(笑)」

カーニバルまでの数日間、

この不毛なトークが
私とひろお氏の間で何度繰り返されたことか。

このカーニバルの一番めんどくさいところは
オールナイト開催だということ。

夜の21時くらいから始まって、朝7時とかまで延々とやる。
これが本当に明るくなるまでやる。

なんでかね?

昼間からやれば、普通に夜には終わるよ?
そんなにしんどい思いして夜通し踊らなくても
普通に夜、寝れるよ?

これが文化の違いなんだろうか?

そしてもう最終的に見なくてはいけない的な義務感によって
二人は重い腰を上げた。

結局、日本人総勢10名が集まり
カーニバルへと繰り出したが

そんなに腰が重い人なんてもちろん他にはいない。

心配してたダフ屋との交渉はその筋が得意なナオキ君が
かなり手際よくやってくれた。

定価47レアルの席が50レアル(2500円)で買えた。

偽チケットをつかまされるなんて話もよく聞くけど
ちゃんと中に入れました。

ナオキ君、君には才能がある。

さて、実際にカーニバルに行ってみると
予想と違うことがけっこうあった。

まずカーニバルって、日本のおみこしみたいな感じで
路上でやるのかと思っていたけど、ちゃんと専用の会場がある。

客席は、いろいろなランクがあって
私たちが買った安い席は、一番最後のゴールに近いところ。

ひとつのグループが、持ち時間80分の中で
スタートからゴールまでを練り歩く。

で、一つのグループっていうのがもう何千人という規模。

スタートしてから
一番ゴールのほうにいる私たちに見えるところまで来るのに
なんと30分かかる。

ひまっす。

私のイメージでは
露出したお姉ちゃんばっかりが出てくるのかと思ったら
こんなサンバサンバした人は全体の1割。

なんというか、ディズニーランドのパレードを
100倍くらい派手にした仮装行列の合間に
サンバなお姉ちゃんがお尻を振って踊っているという感じ。

クライマックスには、大量の紙吹雪に、なぜか発炎筒。

・・・煙で見えない。

一番安い席とはいえ、
踊っている人たちの表情が見えるくらいの近さ。

明け方に出てきたチームで踊っていた子どもは
明らかに眠そうな顔をしてて、おもしろかった。

なんだかんだ言ったけどカーニバル楽しかったよ。
行ってよかったよ。

ね、楽しそうでしょ?
▲タキさんとも5回目の再会!

出ている人も、見ているお客さんもみんな踊りっぱなしだし。
お母さんは子どもほったらかしで踊りっぱなしだし。
さっきまで仲良く踊っていたのに、ライバルチームの相手とけんかを始めるし。
そしてなぜか、カーニバル会場の入り口では、コンドーム配ってるし。

なんていうか、日本ではあり得ないことばっかりでおもしろかった。
カーニバルにはブラジルが凝縮されている。

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