アンコールワットを見て、人間の性を考える(2011.10.14-21 シェムリアップ)

僕にとっては7年ぶりに帰って来た
思い出がたっぷりつまったシェムリアップ。

学生時代に初めて友人と海外に個人旅行で行った地である。

確か当時は、
海外に個人で旅行している友人が増えたことに刺激されて、
「自分も海外に行かなきゃ!」って焦っていたような記憶がある。

もちろんその友人とは今でも友達だし、
そのとき出会った旅人とも連絡をとっていたり。

7年の月日を経て、ここに帰ってきたことは感慨深い。

当時は何もかもが初めて尽くしで、

値段交渉なんかももちろん下手で、
現地人には鴨がネギしょってるよ~的な目で見られ、

当然のようにボラレ、
それを肴に旅人たちと交流し、

毎日朝から晩まで気合を入れて観光し、
そして、この僧侶のように坊主頭だった。

はっはっはー。

さて、アンコールワット遺跡群の観光。

アンコールワット遺跡群は、アンコールワットを中心に、
かなり広範囲に渡って、たくさんの遺跡が点在しております。

多分1周30キロくらいの円の中に、たくさん遺跡がある感じ。

他にもバイクで1時間半くらいと離れた場所にも遺跡があったり。

そんなわけで、けっこう見るところが多く、
アンコールワット遺跡群は通常3日券を買って観光します。

僕たちも3日間観光。
この3日券は1週間有効なんで、天気と相談しながら観光した。

現在は雨季なので、一日中雨が降った日もあったり。
そんな日は当然休んだり。

まとめると
1日目アンコールワット遺跡内周コースを自転車で。
2日目ベンメリアをトゥクトゥクで。
3日目アンコールワット遺跡外周コースを自転車で。

アンコールワット遺跡のまわり方は、
友人のツカサ君のブログが神がかって詳しいのでそちらをどうぞ。

僕たちはツカサ君の行程に似せて、
外周をトゥクトゥクじゃなくて、チャリで行った感じかな。

アンコールワット周辺と自転車の相性の良さは絶大で、

まず、自転車に乗りながらどんどん近づいてくる遺跡が良い。
トゥクトゥクだと「あ、着いたのね」って感じだろうけど、
やっぱり自分の足でどんどん近づいてくるのは興奮する。

あとはカンボジア人がけっこう人懐こくて、子どもがかわいらしい。
「1ドルくれー」とか言ってきたりもするけど、こっちの対応しだいで、
笑い合えればそれも言わなくなったり。

平地で坂がないのでスイスイこげるのもポイントが高い。

途中に村があったり、森があったり猿がいたり。
ものすごくオーラのある木がたくさんある。

サイクリングとして楽しいね。

写真でもわかるように、
カンボジアにはとても素晴らしい遺跡群があります。

しかし、この国には宗教戦争の歴史があり、
アンコール遺跡の中にある多数の像には顔がありません。

アンコールワットを建築したヒンドゥー教の時代。
アンコールトムを建築した仏教の時代。

その時代時代の王によって宗教が変遷し、
反対する宗教の像を壊していったと言われています。
どうしてそんなことをするのだろう、と考えるでしょう。

もちろん、僕も考えます。

問題は違うけれど、
例えばナチスのユダヤ人虐殺や、南アフリカでのアパルトヘイト、
このカンボジアでも大量虐殺の負の歴史がある。

人間は後にそれが大きな誤りであることが明白なことだとしても、
ある種の考え方や、強い影響力のある人物の登場によって、

とても信じがたいことが「正義」として君臨しうるという歴史がある。

そしてそれは世界各地で今も現在進行形として続いていて、
視点によっては、
例えばチベットは中国の一部にされてしまっているし、
パレスチナとイスラエルには分離壁が存在させられている。

力によって破壊し、押さえつけ、自由を奪うことで、

自分たちの力を証明し、安堵する。

実に悲しいことだけれども、
それが人間の弱さであり、性なんだろうと感じます。

歴史がそれを証明してしまっている。
そんな歴史の一つがこの地でも見える。

7年前には考えもしなかったことだけど、
世界の各地を旅行して、ほんの少しだけど現場を見てきたことで、
こういった見え方もするようになったのかなー。

まあ、なにはともあれアンコールワットは素敵です。
時期によってはクソ暑いかもしれないけど、自転車をオススメします。

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