久しぶりの海外とラダックの暮らし

2015年8月、インドのラダック地方へ旅に出かけた。
世界一周を終えてから4年ぶりの海外旅行である。
 
ラダックの中心都市レーを歩いていると、
自分が視覚のみで異世界を捉えているわけではないということに気づく。
 
小便くさい路地の臭いや、常になり続けているクラクションの音、
パサパサの米の味、目が痛くなるほどの強い太陽。
五感を通して次々と異世界にいるということを実感させられる。
 
そんな時、普段は当たり前に存在することで気づかなくなっていた感覚が、突如目を覚ます。
 

乾燥した岩肌の大地を車で数時間走る。まるで月の世界であるかのように、
人が住むことを選ばない圧倒的に乾いた大地が世界にはたくさんある。
 
そんな地域を数時間走ると、ふと緑溢れる山々と川が見えてくる。
その土地には家があり、馬や牛がいて、暮らしがある。
 
いわゆるオアシスだ。
これがなんとも心に染みる。
 
人を寄せ付けない地域から突然姿を現す自然美。
ああ、緑ってこんなにも美しかったんだと実感することができる。
 

 
 
自分にとっては随分遠くまで来たなという思いはあっても、そこでは火を使い、
毎日の仕事を淡々とこなし、普段と変わることがない毎日を営む人々がいる。
それは横浜でも、砂漠の麓でも、5000メートルのベースキャンプでも同じであった。
 
 
この瞬間にも世界各地で毎日を営んでいる人がいるのだなと、想像する。
 
目を閉じると今でも軒先で一日中おしゃべりをするアラブ人や、俊敏にこちらを威嚇するキリン、
バックパックを担ぎながら宿を探し歩く旅人たちの姿が浮かんでくる。
 
世界はつながっている。
今度はどこへ行こうかと考える。

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