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世界一周旅行記

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別に旅が好きなわけじゃない








旅の始まりは、中国だった。
富山の実家から出発したのがちょうど一年前の今日。

駅に着くと、意外にも友達が見送りにきてくれていて。

でもあまり時間がなくて、慌しく別れを告げて電車に乗り込んでしまった。
そのときにはもう、旅への期待と不安が大きすぎて、寂しいという感情が沸いてくるひまもなかった。



あの始まりのどきどきした気持ちを、昨日のことのように思い出せると同時に、とても懐かしくも感じる。



船で中国に入った後はチベット、ネパールを経て一度日本に帰国。
ヨーロッパ、中東、アフリカ、そして南米大陸へ。



365日、24時間二人一緒の旅生活は、予想以上に大変だった。
慣れない環境で、言葉の壁に阻まれ、不安だらけの生活。
始めのうち、慣れないバックパックは長時間背負うと、重すぎて吐き気がした。


二人でいるのは、楽しいことが2倍になるかわりに、いらいらだってきっちり2倍になる。
何度もケンカしては仲直りした。
「世界一周に行かないか」と言われて、二つ返事で「行く」と言った自分の浅はかさを恨めしく思ったことも一度じゃない。


でも、やっぱりその大変さに勝る出会いと感動が、旅にはあった。





どんな環境でも、強さと明るさ、優しさを忘れずに生きている人々に触れ、
そういう人の営みに、人は心を動かされることを知った。


そして宗教や戦争、貧困の問題も世界にはまだまだあって、
例えば好きな人と結婚して、好きな仕事ができるという、当たり前だと思っていたこと
自分の生き方を自分で決められるということが、とても幸せなことだいうことに気づいた。


今までどれだけ恵まれた環境に自分がいたかを初めて知ったし、自分の生まれた国を誇りに思うことができるのもまた嬉しいこと。



日本で地震が起こったと知り、津波の映像を見たとき、すごく怖かった。

大事な家族や友達をみんな失ってしまったら、どうしよう。
本当は、一年という長い間日本を離れて旅に出るということは、その覚悟ができていなきゃいけなかった。




でも、旅に出たことを後悔はしない。
旅に出て、もっともっと大切にしようと思う「人」や「こと」、「もの」が増えたから。


幸いにも、自分にとって一番大切な人はすぐそばにいる。
そしてその人と一緒に、自由に世界を旅して、こんなにたくさんの感動を共有することができる。

これ以上のすばらしい時間はないと思う。


この一年、元気で安全に旅を続けてこれたのは
この旅で出会ったたくさんの仲間と、日本で応援してくれている家族、友達、みんなのおかげです。



本当にありがとう。



(なお)


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