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BAN ROM SAIを訪問




そもそも私たちがこのバーンロムサイのことを知ったのは
誰かのブログで見たのがきっかけだった。



ここは「プール」という映画の撮影が行われたところ。



私たちは随分前にこの映画を見ていたのだけど
その独特の空気感が好きで

あんな家いいよねーとか
あんなオープンキッチン気持ちいいよねーとか
たまに思い出しては話していたくらいだった。


映画の中に
すごーく気持ち良さそうなキッチンや庭やプールが出てくるのだ。





調べてみると、バーンロムサイはHIVに母子感染した子どもたちが暮らしている施設だという。
しかも日本人の方が運営しておられ、見学できることがわかった。



基本的に土曜日の10:00〜11:30のみ見学ができる。
その際は必ず予約が必要。
子どもたちの生活をまず第一に大切にされているのだろう。




チェンマイの旧市街を出て
バイクを走らせること40分、無事に到着。



小学生くらいの女の子が私たちに気づいてすぐに
日本語で「名前は?」と話しかけてくる。


人懐こくかわいらしい笑顔を見せてくれて
きっと彼女はここで、安心して暮らすことができているんだなと感じる。


そしてすぐにスタッフの方も出てきて丁寧に対応してくださる。





施設を案内していただき
HIVについての理解を広めるためにされている取り組みなど
いろいろなお話を聞くことができた。



私たちがもともと興味をもったきっかけは
映画の舞台になった場所ということからだったけれど
結果としてHIVに母子感染した子どもたちの問題を知ることができて本当によかったと思う。



今は新しい抗HIV療法のおかげで
薬を飲み続けていれば病気の発症はかなり抑えられるようになったそう。
しかし、一生薬を飲み続けるということは簡単なことではない。


いずれ自立して社会に出たときに
きちんと服薬や生活の自己管理ができるようになることが重要であり
年齢に合わせての支援をされている。

子どもたちの今だけでなく、将来の自立した生活を見据えて。





映画の撮影に使われた建物はゲストハウスとして営業し
その収益を施設運営に利用して
少しでも運営面での自立を目指しているそう。



ゲストハウスの営業にはいろいろな仕事があり
子どもたちが成人したあとの雇用の場としても考えておられるとのこと。

同様の目的から布製品を作成、販売することも行っている。
一つの支援になればと思い、少しだけど私たちも製品を買わせてもらった。



私が一番すごいなと感じ、また共感を覚えたのはこの考え方だった。



バーンロムサイを単なる孤児院ではなく、「大きな家族」にしたいと考え、
大人が管理しやすいシステムをとらずに、子どもが子どもらしく暮せることを基本に運営してきました。(HPより)




生活施設において本来あるべき姿であり
職員の都合や管理の利便性が優先されてはならないということ。


私が日本で障害をもつ方が暮らす施設で働いていたときに
常々考えていたことで
それを実践するのは簡単なことではないけれど
決して忘れてはならないことだと思う。



「大きな家族になる」というスタッフの方たちの気持ちが届いて
ここがあたたかく安心できる生活の場となりえていることは、子どもたちの笑顔が答えなんだろうと思う。



(なお.2011.10.11)


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